端渓の水巌石の特徴のひとつに、この「虫シュ」があります。
                    虫が喰い散らしたような痕は、砂が取れた部分で、
                    まわりのベンガラ色は、砂に含まれる鉄分が変色したものです。
                    太古の眠りから覚めたばかりのものは、まさに「鮮血」のような色をしています。